肩甲骨はがし
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肩甲骨はがしとは?
本来、肩甲骨というのは自然と体表に浮き出ている状態で、自然と手で掴むことが出来る柔らかい状態です。ですが最近は様々な原因(デスクワークやスマホなどの使い過ぎなど)から背中が丸まったりして、肩甲骨周りの筋肉が固まってしまい、肩甲骨自体が内側へ埋もれて触れたりと確認が出来なくなります。
そこで固まってしまった肩甲骨周りの筋肉や関節を解して可動域を広げます。なぜ解すかというと、肩こりや首のこりの症状が起きてしまうからです。普段の仕事などで長時間同じ姿勢でいたり、あまり運動する時間がない方は注意が必要です。これ以上悪くなりたくない方やまだ症状が出ていなく予防目的の方などは肩甲骨はがしで肩甲骨周りの筋肉を柔らかくし筋肉の緊張を取り血流循環をよくしていきましょう。そうすると症状が出なくなったり出にくくなります。 -
肩甲骨まわりが固くなる原因とリスク
主に肩甲骨周りが固くなる人の特徴として3つ紹介します。
まず①つ目としてデスクワークやスマホなど長時間同じ姿勢の人です。前屈み姿勢になりだんだんと窮屈で自分に負荷をかけてる姿勢になります。そうすると筋肉の緊張がずっと続いている状態なので肩甲骨周りが硬くなります。
②つ目は運動不足の人です。体を動かさないと血流が悪く筋肉が固まります。そうすると肩甲骨の可動域や動作の幅が狭くなりさらに硬くなってしまいます。
③つ目は睡眠不足やアルコール、タバコです。
睡眠不足やタバコは血流を悪化させます。アルコールは適量であれば逆に血流が良くなりますが代謝する時は血流が悪くなるので注意が必要です。いずれにしても良いものではないので改善していく必要があります。 -
肩甲骨はがしをするメリットとは?
肩甲骨はがしをするにあたり筋肉が解れ、可動域が広がり健康や美容効果にも繋がります。
①つ目は肩こり・首こりの改善です。
肩甲骨周りを解す事で血流が改善され可動域や柔軟性が良くなりコリの症状が改善されます。
②つ目は冷えやむくみ、代謝アップで体質の改善です。
肩甲骨周りは全身に繋がる血管が多いのと代謝を向上させる褐色脂肪細胞が沢山あります。肩甲骨周りを解し血流を良くし、褐色脂肪細胞を刺激させて健康な身体へ仕立てましょう。
③つ目は四十肩・五十肩の予防です。
肩甲骨周りの筋肉緊張を放置し続けると肩関節への負担が大きく関節や筋肉に炎症が起きます。年齢を重ねると筋肉も衰えてくるので気を付けましょう。
④スタイルアップ改善です。
肩甲骨はがしで骨格の位置関係が整うと胸や背中の筋肉を上手く使う事ができるのでバランスの良い身体になり、女性必見のバストアップやスタイルの改善になります。
自分でできる肩甲骨はがし
いくつかある肩甲骨ストレッチの中で2つ紹介します。
簡単に出来るので仕事の合間や自宅で空いている時間などで行ってみてください。
①つ目はタオルストレッチです。
タオルの両端を肩幅くらいの長さで持ちます。
背筋を伸ばしながら真っ直ぐ立ち、タオルを持ったまま手を真っ直ぐ上へ持ち上げます。そのままの状態でタオルを持った手を背中側へ下ろします。この運動を10回程度行ってください。
②つ目はゴロゴロストレッチです。
まず仰向けで寝て、頭と背中を床につけます。膝をを胸へ引き寄せて両手で膝を抱えます。両ひざの間はこぶし2つ分あけるとラクです。
次に体全体をゆっくり左側へ転がります。この時、首は上を向いたまま行えば背中がほぐれますが、辛い方は首の向きを転がる方向へ合わせて大丈夫です。
最後に右側にも左側と同様転がります。首・肩の力を抜きリラックスして気持ちのいい回数を行ってください。
当院の肩甲骨はがしとは?
首や肩、背中のハリが強い方、長時間のデスクワークの方へお薦めしています。
首肩や背中のハリを緩めたり肩関節の可動域を上げたり、四十肩五十肩の改善、猫背や巻き込み肩の改善、呼吸の質改善、褐色細胞を活性化させて代謝upや美容効果(スタイルupやバストup)の向上をはかります。
肩甲骨周りには沢山の筋肉があり様々な動きに対して作用しています。特に筋肉では重要な肩甲挙筋、小菱形筋、大菱形筋、大円筋、小円筋、棘下筋、広背筋、肩甲下筋、僧帽筋に対して肩甲骨を剥がしていくアプローチをしていきます。
動きに対しては肩甲骨を体の内側、外側へ向かう動きをする「内転、外転」、肩の上げ下げをする「挙上、下制」、肩甲骨の関節面を上下に向けたりする「上方回旋、下方回旋」と制限なく自由に動作できる働きがあります。
それらを出来る様に治療していきます。